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現代は化学塗料が全盛です。短時間に品質の安定した製品を安価に工業生産するためです。カシュー塗料やウレタン塗装の仕上げ方法で漆のように見える加工をしたものがかなり出回っているのも事実です 某ブランド品などで、化学塗料を使用しながらも漆と称しているものがあります。この某デザイナーはアパレル(ファッション業界)の人達です。デザインしたご本人が天然漆と信じているとしたら不幸なことです 原因は生産コストに有るわけですが、合理的に漆の特徴を損なわない方法で低コストな生産方法が有れば問題ないのですが? 昔から混ぜモノは行われていたようです。漆掻きや仲買の人達を始め目方(重さや量)で売り買いが成立していたからです。しかしハッキリとした証拠や文書は残されていません。後ろめたいことを残そうとは思わないでしょうから当然ですが。 国の予算で文化財の修復をする際は国産漆を使用することになっているようです、この修復作業で使用する漆に混ぜ物(国内産ではない漆でしょう)をして出入り差止めになった事例もあるそうです。いつの時代にも不心得な人はいるのでしょうが残念なことです。 当サイトでは天然うるし100%を前提にしています。表面加工のみならず下地の段階から天然漆を使用していることは勿論ですが、顔料についても基本的には毒性や廃棄物が懸念される物質は排除します。更に古くからの伝統であっても科学的に不合理(毒性の有無や製造時や廃棄時の有害性など)であれば、それも排除する前提でおります。 うるしは昔から今日に至るまで、いつの時代にも大変に高価なものでした。 本物を見分けてください |
勇ましいタイトルを付けてしまいましたが、いささか歯切れの悪い内容となってしまいました 情報公開していく姿勢に変わりはないのですが、中傷や誹謗にとられかねない内容は自主規制の中でカットしています 特定のブランドを名指しても、問題が解決するとも思えません 本サイトをご理解いただければ、本物を理解する糸口にはなりますから偽者を見分ける眼力は自ずと出てくるでしょう。 そして残念なのは、このようなタイトルの項目を設けざるをえなかった点ではないでしょうか 書籍のご案内で紹介している「ほんものの漆器」のタイトルもご同慶の至りでしょうか マーケティング・C/S(カストマーサティスファクション・顧客満足度)カタカナが氾濫していますが「丹精をこめる」モノ作りが顧客満足につながると思っています |
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