21世紀の漆を考える

21世紀の漆を考える

天然素材うるし

コンセプト
天然うるしとは?
・うるしの木について
・生うるしについて
・うるし液の種類
本物とにせもの
うるし製品の価格
・生産のコスト
・流通のコスト
・社会的コスト
漆器のつくりかた
・漆液の生産と精製
・素地のつくりかた
・うるしの塗装方法
・加飾のうるし技法
・塗装工程の実際
・塗りに失敗すると
うるしは4K ?
うるしの科学
・科学(入門篇)
・少々専門的
漆は英語でjapan
漆器の主要な産地
うるしの雑学
根来椀の復元
・根来塗りとは
・実際の制作過程
・その他の試作品
イージーオーダー
・オーダー対象一覧
・パッケージについて
・対象製品 一覧
宝尽くしの加飾
家紋の加飾
扱う色について
特定商取引法に基く表示
漆製品のお手入れ方法
牛乳パックでつくる器
新 着 情 報
うるしの文献
リ ン ク


何故、牛乳パックでつくるの?

この技法は乾漆(かんしつ)技法と呼ばれ、古くから行われてきたもので
現代でも立体などを制作する場合などで利用されています

奈良時代後期〜平安時代初期(7〜9世紀)の仏像はこの乾漆でつくられていました
脱活乾漆(だつかつかんしつ)、木心乾漆(もくしんかんしつ)の方法があります
木心乾漆(もくしんかんしつ)は木で型をつくり、麻布をそこに貼りつけながら漆で固めていく方法です
そして麻布ではなく紙を漆で固める方法も行われ、ここで使用される紙は反古紙(へこがみ,ほうごかみ,ほごが み)であったようです
当時の紙は大変な貴重品でしたから真新しい紙を使うことはなかったようです
この反古紙は写経で書き損じたりした使えなくなったものをリサイクル利用したといえます
平安時代には反古紙を漉きなおして、今で言う再生紙もつくられていました

現代の反古紙の一つが牛乳パックの紙容器なのです

古きを訪ねて……

仏様をつくるのでしたら、も忘れずに!

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