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この技法は乾漆(かんしつ)技法と呼ばれ、古くから行われてきたもので 現代でも立体などを制作する場合などで利用されています 奈良時代後期〜平安時代初期(7〜9世紀)の仏像はこの乾漆でつくられていました 脱活乾漆(だつかつかんしつ)、木心乾漆(もくしんかんしつ)の方法があります 木心乾漆(もくしんかんしつ)は木で型をつくり、麻布をそこに貼りつけながら漆で固めていく方法です そして麻布ではなく紙を漆で固める方法も行われ、ここで使用される紙は反古紙(へこがみ,ほうごかみ,ほごが み)であったようです 当時の紙は大変な貴重品でしたから真新しい紙を使うことはなかったようです この反古紙は写経で書き損じたりした使えなくなったものをリサイクル利用したといえます 平安時代には反古紙を漉きなおして、今で言う再生紙もつくられていました 現代の反古紙の一つが牛乳パックの紙容器なのです 古きを訪ねて…… 仏様をつくるのでしたら、魂も忘れずに! |
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